親が施設へ入居したり、実家が空き家になったりすると、家具や家電、日用品をどう片付けるかが問題になります。
「実家を丸ごと片付けるといくらかかる?」「大量の不用品はどこに頼めばいい?」「遠方に住んでいて自分では片付けられない」と悩む方も多いでしょう。
実家の片付け費用は、部屋数だけでなく、荷物の量や建物の条件、処分する品物によって変わります。
この記事では、実家や空き家の片付け費用の目安、費用を抑える方法、不用品回収業者の選び方を解説します。
実家の片付け費用はどれくらい?
実家の片付け費用は、依頼する作業の範囲によって大きく異なります。
例えば、家具を数点搬出する場合と、一軒家に残された家財をまとめて整理する場合では、必要な人数や車両、作業時間が違います。
次の表は、片付けの規模ごとの参考目安です。
| 片付けの規模 | 費用の目安 |
|---|---|
| 家具・家電など数点 | 1万〜5万円程度 |
| 1部屋の片付け | 3万〜10万円程度 |
| 1DK〜2DK程度 | 5万〜25万円程度 |
| 3LDK程度の住まい | 15万〜50万円程度 |
| 荷物の多い一軒家 | 30万円以上になる場合も |
※上記は比較検討のための概算であり、特定業者の料金や実際の見積額を示すものではありません。
特に長年住んでいた実家では、押し入れや物置、納戸などに大量の荷物が残っている場合があります。
正確な費用を知るには、処分する荷物の量を伝えて見積もりを取ることが重要です。
実家の片付け費用が高くなる5つの理由
家具や家電が多い
大型の家具や家電が多いほど、搬出作業に人手が必要になります。
また、家電リサイクル法の対象製品などは、適切な方法で処分しなければなりません。
荷物の仕分けに時間がかかる
書類、写真、衣類、日用品などが大量に残っていると、必要な物と不要な物を分ける作業に時間がかかります。
特に貴重品や重要書類が混在している場合は、慎重な確認が必要です。
搬出条件が悪い
道路が狭くトラックを近くに停められない住宅や、階段での搬出が必要な建物では、作業負担が増えることがあります。
庭や物置にも不用品がある
室内だけでなく、庭、車庫、物置などにも荷物が残っている場合は、作業範囲が広がります。
清掃や追加作業が必要
家財の搬出だけでなく、室内清掃や庭の片付けなども依頼すると、追加費用が発生する場合があります。
実家の片付けを業者に依頼するメリット
大量の荷物をまとめて整理できる
実家には、長年使っていない家具や生活用品が残っていることがあります。
自分たちだけでは何日もかかる片付けでも、専門業者に相談することで、作業計画を立てやすくなります。
遠方からでも相談しやすい
実家が遠方にある場合、何度も通って片付けるのは大きな負担です。
業者によっては電話やメールで事前相談ができます。ただし、現地立ち会いの要否などは事前に確認しましょう。
大型家具の搬出を任せられる
タンスやベッド、食器棚などの搬出は、けがや建物の破損につながるおそれがあります。
無理に自分で運ばず、必要に応じて専門業者へ相談しましょう。
実家の片付け費用を抑える方法
貴重品や必要な物を先に分ける
通帳、印鑑、権利証、契約書、写真などは、処分前に確認しましょう。
特に相続や不動産の手続きに関係する書類は、誤って処分しないよう注意が必要です。
売却できる品物を確認する
家具や家電、貴金属、ブランド品などは、状態によって買取対象になる場合があります。
処分前に査定を検討すると、片付け費用の負担を減らせる可能性があります。
遺品の買取サービスについては、遺品整理・買取サービス5選を比較|費用・見積もり・選び方を解説でも紹介しています。
自治体の回収サービスを確認する
自分で搬出できる家具などは、自治体の粗大ごみ回収を利用する方法もあります。
料金や申込方法は自治体によって異なるため、実家の所在地の自治体ホームページを確認してください。
複数の業者から見積もりを取る
同じ作業内容でも、業者によって料金が異なることがあります。
見積もりでは総額だけでなく、何が含まれているかを比較しましょう。
不用品回収業者を選ぶときのチェックポイント
実家の片付けを依頼する際は、次の項目を確認しましょう。
| 確認項目 | チェック内容 |
|---|---|
| 見積金額 | 税金や諸費用を含む総額か |
| 作業範囲 | 仕分け・搬出・清掃などの対応範囲 |
| 追加料金 | 当日追加費用が発生する条件 |
| 回収対象 | 家具・家電・その他の品物への対応 |
| 処分方法 | 法令に沿って適切に処理されるか |
| 日程 | 希望日や立ち会い条件 |
| キャンセル | キャンセル料や変更条件 |
特に注意したいのが、不用品の処分方法です。
家庭から出る廃棄物の収集・運搬には、原則として市区町村の一般廃棄物処理業の許可など、法令に沿った対応が必要です。
依頼先がどのように廃棄物を処理するのか、事前に確認しましょう。
また、極端に安い金額だけで業者を選ぶのではなく、見積内容や追加料金の条件を確認することが大切です。
実家の片付けと遺品整理の違い
実家の片付けは、親が施設へ入居したときや、空き家を売却・賃貸する前などにも行われます。
一方、遺品整理は、亡くなった方の持ち物を整理する作業です。
遺品整理では、相続に関係する書類や思い出の品を確認する必要があるため、単純な不用品処分とは異なる配慮が求められます。
遺品整理を業者に依頼する場合の費用については、遺品整理の費用はいくら?料金相場と見積もりで失敗しないポイントで詳しく解説しています。
実家の片付けに関するよくある質問
実家の片付けは何日くらいかかりますか?
荷物の量や作業人数によって異なります。
小規模な片付けなら短時間で終わる場合もありますが、荷物の多い一軒家では複数日かかることもあります。
空き家の片付けも依頼できますか?
空き家の片付けに対応している業者があります。
ただし、対応地域や作業内容は異なるため、申し込み前に確認してください。
見積もりだけでも相談できますか?
見積もり相談に対応しているサービスがあります。
無料見積もりの対象範囲や、現地確認の条件などを確認しましょう。
片付け前に確認しておくことはありますか?
重要書類、貴重品、写真、相続に関係する品物などを確認しておくことをおすすめします。
親族間で処分について意見が分かれる可能性がある場合は、事前に相談しておくと安心です。
まとめ|実家の片付けは見積もりを比較して進めよう
実家や空き家の片付け費用は、荷物の量や建物の条件、依頼する作業内容によって大きく変わります。
費用を抑えるには、必要な物を先に仕分け、自治体の回収や買取も検討しながら、業者の見積もりを比較することが大切です。
特に大量の不用品が残っている場合は、作業範囲や追加料金、適切な処分方法を確認してから依頼しましょう。
無理のない方法を選び、納得できる条件で実家の片付けを進めてください。

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